アラートメールの自動化から考えるシステム運用・保守の改善(1/2)

運用管理

アラートメールの自動化から考えるシステム運用・保守の改善

システム運用や保守の現場において、「何らかの改善を必要としていない現場を見つけるのは至難の業である」と言われるくらい運用・保守に日々、課題や問題を常態的に抱えているものです。

もちろん、業種・職種に関係なく何も悩みのない現場などあり得ませんが、システム運用・保守の現場ならではの問題は間違いなく存在します。

システムに障害が起こった際の通知方法は幾つかありますが、そのなかのひとつにメールで通知されるアラートメールがあります。

「アラートメールの設定や数の多さに手を焼いている」という声はあちこちから聞こえてきます。SHERPA-IRにはアラートメールと連携することができ、現場のお悩みを大幅に軽減できる可能性を秘めています。
具体的に、どのように改善が可能となるか説明していきましょう。

アラートメールとは

アラートには、警告・警報などといった意味があります。
システム運用・保守の現場では「作業・動作を行う際に注意・警告を発したり、問題が起こったりしたときに発する音や通知」といえばわかりやすいでしょうか。一番身近なところでは、スマートフォンでアプリをダウンロードする際に出てくる注意確認なども含まれます。

動作を行う際の注意確認であれば問題ありせんが、何か誤作動や警告として鳴ったアラートは放っておけないことは家電やスマートフォンだけではありません。
システム運用・保守の現場では、鳴ったアラートはすぐさま対応しないと大規模なシステム障害などにつながるものもあります。そのため、危険を知らせるものとして捉えられています。

メールは日常的にやり取りしている電子メールを思い浮かべてもらえば問題ありません。
アラートメールとは、システムに何か問題が起こったときの警告としてメールの形で送られたものとなります。

アラートメールの種類

アラートメールの種類にはどのようなものがあるでしょうか。
大きく分けると、ハッカーなどがシステムに侵入しようとしたときや、コンピューターウィルスにさらされたときなど、何か外部から攻撃などを受けたときと、監視しているシステムのどこかで問題が起こったときに分類できます。

また、監視しているシステムで問題が起きたときには、ログインができなかったり、何らかの原因で通常は問題なく処理されるものが処理できないといった内部的な要因が考えられます。

アラートメールが増える理由

アラートメールが増えてしまう理由として、どのようなことが考えられるでしょうか。
システム運用・保守の現場では、アラートメールを見落とせば大規模なシステム障害に繋がりかねない懸念を持っています。
こうしたリスクは、クライアントからの信頼を失うだけでなく場合によっては社会的に大きな影響を及ぼすことになりかねません。
例えば、金融機関の基幹システム障害や通信機器のネットワーク障害が発生すると、わたしたちの日常生活に大きな混乱をもたらします。こうしたニュースの裏では、システム運用・保守の担当者は一刻も早くシステム復旧するために対応しています。

年々厳しくなってくるコンプライアンスをはじめとして情報保護の重要性はさらに高まり、電子機器やシステムの高度化・複雑化などにより、システムを運用・保守の強化をはかることが求められます。
そのため、障害発生のリスクを恐れるあまり小さな事象に対しても何かあればアラートとして知らせる細かな設定をしてしまっているのが実情です。

結果的に、アラートメールを増やしてしまい担当者を疲弊させる事態となっています。

システム運用・保守の担当者は、大量のアラートメールが通知されるシステム環境では、多くのアラートメールの確認に追われ、障害対応が後手になりかねないという問題が起こってしまいます。

アラートメールの自動連携とは?

アラートメールの自動連携は、メールのフォーマットを変換し取込、電文内容を識別して分類し、担当者が1つ1つ電文を読み仕分けしなくても済むようにすることです。

システム規模が大きくなると、アラートメールの量や対応に関しては担当者ができる範囲を超えます。 

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監修 SHERPA SUITE運営事務局 オープンソース(OSS)を活用した運用管理ソリューションであるSHERPA SUITE(シェルパスイート)の運営事務局です。SHERPA SUITEは、SHERPA-IR(イベント制御)・SHERPA-SM(インシデント管理)・SHERPA-JB(ジョブ)ソリューション群の総称となり、システム運用におけるコスト削減及びサービス品質を向上します。SHERPA SUITEについてはこちら。

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