SHERPA SUITEにはSHERPA-IRというアラート制御システムがあります。SHERPA-IRでは、JP1などから届くメール電文を解析して取り込み、重複アラートの集約など、様々な自動処理を設定することができます。もし監視ツールのフィルタリング機能が充実していなくても、インシデントチケットが重複して登録されることはありません。
SHERPA-IRで重複アラートを集約すると、SHERPA-SM(インシデント・問合せ管理システム)のチケット自動登録機能が引き継ぎます。チケットにはユニークなIDが割り振られるので、担当者が替わってもスムーズに対応することが可能。自動コマンドの実行や条件分岐判断からの様々なツールとの連携などを自動化することで、オペレーターの負担を大幅に軽減することができます。
他にも、システムの利用者からの問合せ管理(自動受付メール返信、チケット自動作成など)や、自動メール一括送信といった機能も完備。オプションとして自動電話通知ソリューションも用意されているので、緊急の連絡とそれ以外を峻別することで担当者の負担を減らしつつ緊急対応を確実にすることもできます。
SHERPA SUITE導入のメリット
このように、SHERPA SUITEは一般的な監視ツールが見逃しているような、業務の効率化に特化した仕組みが満載されています。また、SHERPA SUITEを導入すれば、様々なツールと連携しながら統一されたインターフェースで運用業務を行えることも強みです。さらに、SHERPA SUITEはITILに準拠しているので、業務の効率化だけでなく、包括的な業務改善に活かせます。
コスト面でも、SHERPA SUITEはOSSなので、導入に対するハードルはかなり低くなっています。費用対効果の観点からも一考に値するソリューションと言えるのではないでしょうか。